なぜ歯周病になるの?
こんにちは。お久しぶりです。こはるです。
皆さんは歯周病。昔は歯槽膿漏といっていましたがどんな病気かご存知でしょうか?
歯科衛生士の私からすると本当に恐ろしい病気である。とおもっています。
まず、歯周病だとどうなるのか...
皆さんは何か思い浮かべることはございますか?
・歯茎(歯肉)から出血する
・膿が出る
・歯茎(歯肉)が腫れる
・歯が抜ける
など様々です。もちろんすべて正解です。
他にも歯周病独特の口臭があったり、本当に良いものではありません。
そもそもなぜ歯周病になるのでしょうか?
では歯周病にならないためにはどうすればいいのでしょうか?
☆まずなぜ歯周病になるのか(どうするかはまた後日のせます)
1.清掃がうまくできていないことが最もな原因です。
歯磨きの回数は?時間は?たりていますか?
そもそもちゃんとみがけているのでしょうか?
口腔内が無菌(菌がいない状態)なのは生まれてまだ歯がはえていない赤ちゃんだけです。
それ以外の子供、大人、高齢者、には菌がすみついています。
これが歯周病菌です。拡大した写真ですがこんな菌が沢山私たちの口の中にすんでいます。粘膜にはこういった菌はつきにくいのですが
汚れ(プラーク(歯垢)、歯石)にはとくにつきやすいと言われています。
なので清掃が十分行き届かずに歯垢や歯石がお口の中にのこっていれば菌もさらに活動を活発にして増えつづけるのです。
歯周病も重度になるととってもグラグラしてきます。
見ていられないほど正直汚いです。
2.お口で呼吸をしている
みなさんは普段の生活で鼻で呼吸をおこなえていますか?
口呼吸ではお口が乾燥し菌を増殖させてしまします。
特に気を付けていただきたいのが就寝時
実は私もかなりの期間口呼吸での生活をしておりました。もともと鼻炎があり悩んでおりましたがある日「人間は口で呼吸ができないとわかれば鼻が通る」と言われました。
実践
呼吸自体を30秒ほどとめてみました(もちろん口も鼻も)
そうするとどうしても息がしたくなります。
その時に口を開けずにむりやり鼻で呼吸してみるとなんと鼻が通りました。びっくりしました。
それからはずっと口にテープを張って寝ています(笑)
最初はすこし息苦しいのですがなれればこっちのもんです。
3.糖尿病疾患のある方
これは半ば仕方がない方です。
歯科業界では「糖尿病です」ときくと、「歯周病は大丈夫かな?」
と関連づけます。
糖尿病=歯周病なのです。
健常者よりなりすい。とにかくなりやすいのです。
糖尿病を疾患としてお持ちの方は意識を他の方より高く持つ必要があります。
4.喫煙者
煙草。。。。
身体によくないとはしられていますが歯周病を関連付けるかたはまだまだ少ないように思います。
煙草の成分の中に歯茎を固くする成分が入っています。
通常の歯周病は歯茎がぶよっとなり合図を出してくれるので骨が大幅に減る前に自分で自覚したり、家族に気づかれたりします。
しかし喫煙者は歯周病の進行を早めるだけではなく隠しながら進むのです。もっともたちの悪いのがこの煙草です。
歯茎が健康なひとのように腫れずに知らないうちに歯茎の中で歯を支えている骨だけがへっていくのです。
患者さんで健康的な歯茎をされている人が煙草の臭いがした場合にまず煙草の有無を確認します。(ご本人さんはたいてい自覚がありません)
レントゲンをみると骨が大幅にへっていることが本当におおいです。
これを機会に煙草とさよならしてほしいところなのですが、なかなか難しいですよね。
5.遺伝
遺伝は大きいです。〇〇さんの家族は歯周病になりやすいので注意しましょう。と朝の朝礼で申し送りをすることもあります。
質の遺伝というよりは唾液の遺伝や歯石の付き方が原因だと考えています。
いちどお母さん、お父さん、のお口の状態を知っておくのもいいかもしれません。
今回はここまでにさせていただきます。
SEE YOU♡
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